マイクでボーカルを録音しよう!_Studio One
Studio Oneはマイクを接続して、歌声や楽器の演奏を録音することができます。
「曲にボーカルを入れたい」
「楽器の演奏を録音して使いたい」
といった時はマイクを使用しましょう。今回はダイナミックマイクを使って、ボーカルを録音する方法を説明します。それでは一緒に見ていきましょう。
ボーカル録音の準備
まずはオーディオインターフェイスにマイクを接続し、ボーカル用のオーディオトラックを作成します。今回はオーディオインターフェイス(UR22mk2)を例に説明するので、お使いの機材に置き換えて読み進めてください。
1.マイクを接続する前に、オーディオインターフェイスのツマミはすべて最小値に設定しましょう。
2.オーディオインターフェイスにダイナミックマイクを接続します。今回はINPUT1にマイクを繋げます。
●コンデンサーマイクを使用する場合
ダイナミックマイクではなく、コンデンサーマイクを使用する場合は「48V(ファンタム電源)」をオンにしてください。
3.マイクを接続したら、Studio Oneを起動させましょう。
4.プロジェクトを作成し、トラックリストの「+」マークをクリックします。
5.トラックの追加画面が表示されたら、以下のように各項目を設定して「OK」を押してください。
●「入力」では使用する端子を設定しよう!
「入力」は使用する端子を設定する項目です。マイクを右端子に繋げた場合は「入力R」、左端子に繋げた場合は「入力L」と設定してください。
6.INPUT1が割り当てられたオーディオトラックが作成されました。
7.次は録音開始を2小節カウント後にするため、スパナボタンをクリックし、メトロノームの設定画面を表示させます。
8.メトロノームの設定画面が表示されたら、プリカウントにチェックを入れて、小節に「2」を入力してください。これで2小節カウント後に録音が開始されるようになりました。
9.最後にメトロノームボタンをクリックし、メトロノームをオンにします。これで録音準備は完了です。
●録音や再生中のクリック音を無効にする
プリカウントのみでメトロノームを使いたい場合は「プリカウントでのみクリック」にチェックを入れましょう。
ボーカルを録音する
それでは、ボーカルを録音する手順を説明します。今回はStudio One付属のリバーブ「Mixverb」を軽くかけて、ボーカル録りを行なってみましょう。
1.まずはマイクの音を確認できるようにするため、オーディオトラックのモニターボタンをオンにします。
2.そして、オーディオインターフェイスのINPUTとOUTPUTのツマミを回しながら、音量を調整していきましょう。
●マイク録音ではヘッドフォン使用がおすすめ!
マイク録音ではヘッドフォン使用がおすすめです。ヘッドフォンを使うことで、余計な音を拾わずにマイク録音できます。ヘッドフォンを使用する場合は「PHONES」で音量を調整しよう。
3.メニューの「表示」から「インスペクター」を選択し、画面左にインスペクターを表示させます。
4.オーディオトラックにリバーブ「Mixverb」を挿入するため、インサートの「+」マークをクリックします。
5.一覧から「PreSonus」→「Mixverb」を選びましょう。
6.オーディオトラックに挿入されたリバーブ「Mixverb」が表示されました。
7.「Mixverb」にプリセットを設定します。左上の「default」をクリックし、「Vocal Gated」を選択してください。
8.「Mixverb」にプリセットが設定されました。
9.「Mixverb」の設定を終えたら、ボーカルを録音するため、録音待機ボタンをクリックします。
10.そして、録音開始地点を設定しましょう。今回は2小節目から録音したいので、2小節目にセットします。
11.録音準備が整ったら、トランスポートバーの録音ボタンを押し、録音を開始させます。
12.録音を終えたら、停止ボタンをクリックし、録音を止めましょう。
13.録音したものは、再生ボタンを押して聴くことができます。「上手く演奏できたか?」聴いてみましょう。
14.また、Mixverbをオフにすれば、リバーブを通していない素の音でも聴けます。覚えておこう。
まとめ
今回はダイナミックマイクを使用して、ボーカルを録音する方法を説明しました。マイクはボーカル以外にも、楽器演奏の録音にも使えます。上手く活用しましょう。
Studio Oneの使い方記事は随時追加予定です。使い方が分からないかたは以下の記事も参考にしてみてください。