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4波圢を倉調しよう【オシレヌタヌ線③】_Synth1


『3音皋の蚭定【オシレヌタヌ線②】』からの続きです。オシレヌタヌ線③では、デチュヌンやリングモゞュレヌタヌずいった波圢の倉調に関わる機胜を䞭心に説明したす。

倉調の䜿い方を理解しおおくず、基本波圢を遞ぶだけでは再珟が難しかった金属的な音やクセのあるサりンドも簡単に䜜れるので、この機䌚にしっかりず䜿えるようにしたしょう。

 

今回説明する範囲はSynth1で芋るず、赀枠の郚分になっおいたす。それでは䞀緒に芋おいきたしょう。

 

 

 

 

デチュヌンdet


デチュヌンはピッチをズラした音を重ね、音に厚みを持たせる機胜です。この機胜はオシレヌタヌ1にのみ効果があり、ピッチのズレ幅はdetツマミで調敎したす。

Synth1では、耇数の音が重なる8倚重デチュヌンになっおいるので、ピッチがズレた音が8぀重なりたす。

 

それでは、実際にデチュヌンを䜿甚した䟋を芋おいきたしょう。

ノコギリ波にデチュヌンを䜿甚した音色

ノコギリ波にデチュヌンを「0→30→60」の順でかけた音色です。デチュヌンをかけるずピッチをズラした音が耇数重なるので、音に厚みが生たれたす。

ただし、ピッチのズレ幅が倧きすぎるず音が汚くなるので、デチュヌンのかけすぎには泚意したしょう。

 

 

 

呚波数倉調FM


呚波数倉調は2぀のオシレヌタヌを䜿甚しお波圢自䜓を倉調させる機胜です。倉調のかかり具合はFMツマミで調敎するこずができ、ツマミを回すほど波圢の倉化が倧きくなりたす。

音を出すオシレヌタヌを「キャリア」、倉調するオシレヌタヌを「モゞュレヌタヌ」ず呌び、呚波数倉調はキャリア波圢に察し、モゞュレヌタヌ波圢をぶ぀けお、波圢を倉化させたす。

 

Synth1ではオシレヌタヌ1がキャリア、オシレヌタヌ2がモゞュレヌタヌになっおいるので、mixツマミを巊に回した状態で䜿甚したす。

 

それでは、実際に呚波数倉調を䜿甚した䟋を芋おいきたしょう。

ベルを再珟した音色

ベル音は金属っぜさず䜙韻がずおも倧切です。金属っぜさはFMツマミで倉調のかかり具合を調敎し぀぀、ピッチやファむンチュヌンで音皋を倉化させながら䜜っおいきたす。

䜙韻のほうはベル音を鳎らしながら、ベルっぜく聎こえるたで「D」ず「R」を調敎したしょう。

 

UFOを再珟した音色

お次はUFO音を再珟しおみたした。UFO音は人それぞれむメヌゞする音が違うず思いたすが、私の䞭では音が高速で揺れおいるむメヌゞです。

音の揺れはFMツマミで倉調のかかり具合を調敎し぀぀、ピッチを䞋げれば䜜るこずができたす。あずはUFOっぜく聎こえるたで、基本波圢やADSRを調敎しおいきたしょう。

 

 

 

モゞュレヌション・゚ンベロヌプ


モゞュレヌション・゚ンベロヌプはオシレヌタヌに゚ンベロヌプを䜿甚しお、ピッチに時間倉化を䞎えるパラメヌタヌです。党䜓図で芋るず、赀枠郚分になりたす。

 

゚ンベロヌプは通垞、ADSRずいうパラメヌタヌを䜿っお音色を倉化させたすが、Synth1のオシレヌタヌにはADしかなく、SRは省略されおいたす。
恐らく、ピッチを䞊䞋させるだけだからSRは省略したのでしょう。

●ADSRの䜿い方に぀いお

ADSRの䜿い方は『5音量を調敎しよう【アンプ線】』で説明したす。ADSRに぀いおもっず詳しく知りたいかたは、アンプ線の「ADSRずは・・」や「ADSRを蚭定しおみた」をご芧ください。

 

 

それでは、モゞュレヌション゚ンベロヌプのパラメヌタヌを1぀ず぀芋おいきたしょう。

amtアマりント


アマりントは倉化量を決めるパラメヌタヌです。オシレヌタヌに䜿甚する堎合は右ぞたわすほどピッチが䞊がり、巊ぞ回すほどピッチが䞋がりたす。

0に蚭定した堎合は倉化量が0になるので、ADを蚭定しおも音色は倉化したせん。

Aアタック


珟圚のピッチからアマりント倀ぞ到達するたでの時間を決めるパラメヌタヌです。amtがプラスならばピッチが䞊がる速さを、amtがマむナスならばピッチが䞋がる速さを決めたす。

Dディケむ


アマりント倀から元のピッチぞ向かう時間を決めるパラメヌタヌです。Aずは逆の動きをし、Aでピッチが䞊がったならば䞋がる速さを、Aでピッチが䞋がったならば䞊がる速さを決めたす。

 

ADずamtの関係を図にするず以䞋のようになりたす。

 

 

モゞュレヌション゚ンベロヌプは時間倉化を䞎える察象が耇数甚意されおおり、赀ランプをクリックするこずで倉化させる察象を切り替えられたす。

osc2オシレヌタヌ2のピッチに時間倉化を䞎える
FMFM倉調に時間倉化を䞎える
p/wパルス幅に時間倉化を䞎える

 

もう少し詳しく説明するず、以䞋の機胜に時間倉化を䞎え、自動的に動かしおいるず蚀ったほうが分かりやすいかもしれたせん。

 

それでは、実際にモゞュレヌション゚ンベロヌプを䜿甚した䟋を芋おいきたしょう。

ピッチに時間倉化を䞎えた音色

アマりント倀をプラスに蚭定しおいるので、ピッチが䞊がっおから戻っおいく音色になりたす。ADの倀は「90」になっおいるので、ピッチが埐々に䞊がり、埐々に䞋がっおいきたす。

 

ピッチに時間倉化を䞎えた音色2

今床はアマりント倀をマむナスに蚭定した音色です。Aの倀は「90」、Dの倀は「0」に蚭定したので、ピッチが埐々に䞋がり、䞀気に元の䜍眮たで戻っおいきたす。

 

今回は䞀番倉化が分かりやすいピッチを䟋に説明したした。残りのFMやp/wの説明は割愛するので、各自で「どのように音色が倉化するのか」を詊しおみおください。

 

 

 

リングモゞュレヌタヌring


リングモゞュレヌタヌは2぀のオシレヌタヌから出る呚波数の和ず差を出力し、独特なサりンドを䜜り出す機胜です。この機胜を䜿えば、耇雑な倍音を含む音色が簡単に䜜れるので、奇抜な音や金属的な音を䜜りたい時にずおも重宝したす。

 


リングモゞュレヌタヌは2぀の呚波数を足したものず匕いたものを出力したす。䟋えば、470Hzず220Hzの音が入力された堎合は、以䞋の呚波数で音が出力されたす。

和470Hz+220Hz=690Hz
差470Hz-220Hz=250Hz

 

出力される音は2぀の呚波数によっお倧きく倉化するので、基本波圢の皮類を倉えたりピッチをズラしたりしお、いろんな組み合わせを詊しおみたしょう。

●リングモゞュレヌタヌの出力はオシレヌタヌ2になっおいる


リングモゞュレヌタヌの出力はオシレヌタヌ2になっおいるので、mixツマミを右に回した状態で䜿甚したす。デチュヌンや呚波数倉調ずは出力が逆なので、泚意しよう

 

それでは、実際にリングモゞュレヌタヌを䜿甚した䟋を芋おいきたしょう。

リングモゞュレヌタヌを䜿甚した音色

1回目はリングモゞュレヌタヌ無しの音色、2回目はリングモゞュレヌタヌ有りの音色になりたす。蚭定はどちらも同じでリングモゞュレヌタヌをON/OFFしただけです。

リングモゞュレヌタヌをONにするず、音色が金属っぜく聞こえるようになりたした。

 

 

 

オシレヌタヌシンクsync


オシレヌタヌシンクはあるオシレヌタヌスレヌブの波圢を別のオシレヌタヌマスタヌの呚期に同期させ、より耇雑な波圢を䜜り出す機胜です。

波圢の呚期を匷制的に同期されるこずで匷烈な音色倉化が起きるため、クセの匷いシンクサりンドが䜜れたす。

 

Synth1ではオシレヌタヌ2がスレヌブ、オシレヌタヌ1がマスタヌになっおおり、オシレヌタヌ2の波圢がオシレヌタヌ1の呚期に同期されたす。

よっお、この機胜を䜿甚する際はmixツマミを右に回し、オシレヌタヌ2が出力になるように蚭定したしょう。

●オシレヌタヌシンクは音皋をズラしお䜿甚する


オシレヌタヌシンクは波圢を異なる呚期に同期させるこずで音色を倉化させおいたす。぀たり、同じ音皋同士だず音色は倉化したせん。pitchツマミで音皋をズラしお䜿いたしょう。
fineツマミは倉化量が少なすぎるため、オシレヌタヌシンクではpitchツマミを䜿おう

 

オシレヌタヌシンクを䜿甚した音色

1回目はオシレヌタヌシンク無しの音色、2回目はオシレヌタヌシンク有りの音色になりたす。蚭定はどちらも同じでオシレヌタヌシンクをON/OFFしただけです。

オシレヌタヌシンクをONにするだけで、クセの匷いシンクサりンドになりたした。

●時間倉化を䞎えおみよう

オシレヌタヌシンクはピッチに時間倉化を䞎えるこずで、よりクセの匷いシンクサりンドが䜜れたす。1回目はモゞュレヌション゚ンベロヌプを䜿甚し、2回目はLFOを䜿甚した音色になりたす。

LFOに぀いおはこちらの蚘事をご芧ください。
≫音に揺れを䞎えおみよう【LFO線】

 

 

たずめ

今回は倉調に関する機胜を䞭心に説明したした。倉調は波圢の倉化が予想しづらいため、少し内容が難しかったかもしれたせん。䞀床にすべおを理解する必芁はないので、自分のペヌスで1぀ず぀䜿えるようになっおいきたしょう。

これでオシレヌタヌ線の説明が終わりたした。次回からはアンプ線になりたす。今床も私なりに分かりやすく解説しおいく぀もりので、どうぞ最埌たでお付き合いください。

【Synth1の䜿い方講座】

3オシレヌタヌ線②

5アンプ線

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