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Synth1で学ぶ!VCOの使い方①


今回はVCO(オシレーター)についてです。VCOはパラメーターが多く、1回では説明しきれないので、数回に分けて解説していきます。

Synth1で見ると、黒枠部分の説明になります。
VCO編①で説明する範囲

 

 

基本波形の種類

まずは音色の核となる基本波形から説明します。Synth1には基本波形が6種類あります。

サイン波

サイン波(出典:Wikipedia)

基音のみで倍音を含まない波形。楽器に似せて使うことはあまりなく、他の波形と混ぜて使ったり打楽器系の再現に使われたりします。

 

三角波

三角波

倍音が少なく、柔らかくて大人しい音色。特徴どおりオカリナやピッコロなど、柔らかい楽器音の再現に使われることが多い。エンベロープを調整して、打楽器系の再現もできます。

 

ノコギリ波

ノコギリ波(上昇タイプ)

もっとも多くの倍音を含み、一番よく使われる波形です。ノコギリ波には上昇タイプと下降タイプが存在し、上昇タイプがメジャーとなっています。

 

そして、こちらがもう1つのノコギリ波(下降タイプ)になります。

ノコギリ波(下降タイプ)

Synth1では開発者の都合により、上昇タイプから下降タイプに変更されましたが、音色自体はどちらも変わらないので、同じと思ってよいでしょう。

 

矩形波(パルス幅50:50)

矩形波

奇数倍音だけを含んだ特殊な波形。クラリネットやオルガンなどの楽器音を再現することが多い。矩形波はパルス幅の比が50:50で、それ以外のものはパルス波になります。

 

パルス波(パルス幅80:20)

パルス波

矩形波のパルス幅の比が50:50以外のものをパルス波と呼びます。パルス幅はp/wをまわすことで調整できるようになっています。

これがパルス幅を調整できるp/w(パルスウィズ・モジュレーション)になります。

このツマミを右一杯にまわすことでパルス幅の比が50:50となり、矩形波になります。そして左にまわすほど、パルス幅が40:60、30:70…のように変化していき、基本波形もパルス波に変わります。

矩形波(上)パルス幅(下)

ちなみにパルス幅「75:25」と「25:75」は、順番が逆になっただけで、同じ波形の繰り返しになります。つまり、全く同じ音です。

 

ノイズ

ノイズ

一定の周期を持たない波形。文字通りノイズ音がします。ハンドクラップやハイハットなどの打楽器や雷などの効果音に似せるために使われます。

 

2種類のノコギリ波は、本当に音色が変わらないのか?


先ほど、ノコギリ波は上昇タイプも下降タイプも音色は変わらないと言いました。これはシンセの書籍に書かれていたことですが、実際に耳で確認してみましょう。

・ノコギリ波(上昇タイプ)

・ノコギリ波(下降タイプ)

新旧のSynth1を使用しました。設定はどちらも同じで、ノコギリ波のタイプだけが違います。波形のタイプは異なりますが、聴覚上は同じ音色に聞こえます。

 

 

2つのVCOとmixの関係

Synth1にはVCOが2つ搭載されていて、その横には選択できる基本波形が並んでいます。

 

選択した2つの基本波形は混ぜて使うことができ、これらはmixで調整します。

mixはVCO1、2の音量バランスを決めるもので、左にまわすほどVCO1の割合が大きくなり、右にまわすほどVCO2の割合が大きくなります。

そして左一杯にまわすとVCO1のみが出力されるようになり、右一杯にまわすとVCO2のみが出力されるようになります。

 

 

サブオシレーター

Synth1にはサブオシレーターも搭載されています。

サブオシレーターにもVCO1、2と同じように基本波形を選択できます。しかし、あくまでもサブなので、VCO1にしか混ぜられなかったり、p/wが使えなかったりと、色々制限があります。

サブVCOはsubでミックス量を調整します。また「-1oct」に設定することで、1オクターブ下に切り替えることも可能です。

 

 

まとめ

今回は基本波形に関連する部分を中心に説明しました。シンセはパラメーターが多く、一見難しそうなイメージがありますが、1つずつ見ていくことで簡単に理解できたのではないでしょうか?

これからは徐々に内容が難しくなっていきますが、私なりに分かりやすく解説していくつもりなので、一緒にSynth1の使い方をマスターしましょう

 

次回は「VCO編②」になります。

 


【Synth1で学ぶシリーズ】
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Synth1で学ぶ!VCOの使い方①
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