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VCO編①(基本波形の決定)


第3回はオシレーター(VCO)について説明します。VCOはパラメーターが多いので、今回は基本波形に関する部分だけに絞って解説していきます。

1.基本波形の種類
2.2つのVCOとmixの関係
3.サブオシレーター

 

Synth1で見ると、黒色で囲った部分になります。
<図1>VCO編①で説明する範囲

 

 

 

1.基本波形の種類

まずは音色の核となる基本波形から説明していきます。Synth1には基本波形が6種類あります。

サイン波

<図2>サイン波(出典:Wikipedia)

基音のみで倍音を含まないので、楽器に似せて使うことはあまりない波形。他の波形と混ぜて使ったり打楽器系の再現に使われたりします。

 

三角波

<図3>三角波(出典:Wikipedia)

倍音が少なく、柔らかくて大人しい音色。特徴どおりオカリナやピッコロなど、柔らかい楽器音の再現に使われることが多い。エンベロープを調整して、打楽器系の再現もできるでしょう。

 

ノコギリ波

<図4>ノコギリ波(上昇タイプ)

最も多くの倍音を含み、一番よく使われる波形。ノコギリ波には上昇タイプと下降タイプが存在し、上昇タイプがメジャーとなっています。

 

そしてもう1つのノコギリ波(下降タイプ)です。

<図5>ノコギリ波(下降タイプ)

Synth1は開発者の都合により、上昇タイプから下降タイプに変更されましたが、音色はどちらも変わらないので、同じと思ってよいでしょう。

 

矩形波(パルス幅50:50)

<図6>矩形波(出典:Wikipedia)

奇数倍音だけを含んだ特殊な波形。クラリネットやオルガンなどの楽器音を再現することが多い。矩形波はパルス幅の比が50:50で、それ以外のものはパルス波と呼びます。

 

パルス波(パルス幅80:20)

<図7>パルス波

矩形波のパルス幅の比が50:50以外のものをパルス波と呼びます。パルス幅はp/wを回すことで調整できます。

<図8>p/w(パルスウィズ・モジュレーション)

パルス幅はp/wで変更できます。これを右一杯に回すとパルス幅の比が50:50となり、図6のような矩形波になります。

そして左に回すほどパルス幅の比が40:60、30:70・・のように変化していき、基本波形の名前もパルス波に変わります。

<図9>パルス幅

ちなみにパルス幅「75:25」と「25:75」は、順番が逆になっただけで、同じ波形の繰り返しです。したがって、同じ音になります。

 

ノイズ

<図10>ノイズ

一定の周期を持たない波形。文字通りノイズ音がします。ハンドクラップやハイハットなどの打楽器系や雷などの効果音に似せるために使われることが多いです。

 

 

【ノコギリ波の音色は、本当に変わらないか確かめてみた】
先ほど、ノコギリ波は上昇タイプも下降タイプも音色は変わらないと言いました。これはシンセの書籍に書かれていたことですが、実際に耳で確認してみましょう。

・ノコギリ波(上昇タイプ)

・ノコギリ波(下降タイプ)

新旧のSynth1を使用しました。設定はどちらもほぼ同じで、ノコギリ波のタイプだけ違います。波形のタイプが異なりますが、聴覚上は同じ音色に聞こえますね!

 

 

 

2.2つのVCOとmixの関係

Synth1にはVCOが2つ搭載されています。
<図11>2つのVCO

「1」がVCO1で「2」がVCO2です。そしてその横には、各VCOで選択できる基本波形が並んでいます。
【VCO1】
サイン波、ノコギリ波、三角波、矩形波orパルス波
【VCO2】
三角波、矩形波orパルス波、ノコギリ波、ノイズ

 

選択した2つの基本波形は、mixで混ぜて使うことも出来ます。
<図12>mix

mixはVCO1、2の音量バランスを調整します。左に回すほどVCO1の割合が大きくなり、左一杯に回すとVCO1のみが出力されます。逆に、右に回すとVCO2の割合が大きくなり、右一杯に回すとVCO2のみが出力されるようになります。

 

 

 

3.サブオシレーター

Synth1には、サブVCOも搭載されています。
<図13>サブオシレーター

サブVCOもVCO1、2と同じように基本波形を選択できます。しかし、あくまでサブVCOなので、VCO1にしか混ぜられなかったり、p/wが使えなかったりと、色々制限があります。

サブVCOはsubでミックス量を調整できます。また「-1oct」に設定することで、1オクターブ下に切り替えることも可能です。

 

 

 

まとめ

今回は基本波形に関する部分だけに絞って説明しました。シンセはパラメーターが多く難しいイメージがあったと思いますが、1つずつ見ていくと理解できたのではないでしょうか?

これから徐々に内容が難しくなっていきますが、分かりやすく解説していくつもりでいるので、一緒にSynth1の使いかたをマスターしましょう

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