ギターストラップの種類と選びかた
ライブやスタジオなどで、立って演奏するにはストラップが必要です。これからギターを始める人にとっては、まだ必要ないと思われるかもしれません。
しかし、座奏練習ばかりしていると、立奏ができなくなります。ライブを目標にするかたは、日頃からストラップを取り付け、立奏練習も取り入れるようにしましょう。
ギターストラップの種類
ギターストラップは大きく分けて2種類あります。
布製(綿、ナイロン、ポリ)
単色系からオシャレな柄物まで、デザインが豊富なストラップ。布製はアジャスターを採用しているものが多く、長さの微調節も容易に行えます。
ショルダーベルトのような感覚で調整できるので、適切な長さが分からない1本におすすめです。
革製(レザー)
高級感が漂う革製のギターストラップ。価格は少々高めですが、布製ストラップよりも丈夫で滑りにくいといった特徴があります。
革製品であるため、汗に弱く、長さ調整も簡単に行えないという欠点もありますが、使い込むにつれて味が出るストラップになっています。
ストラップ選びのポイント
ストラップはデザインで選んでOKですが、下記の2点はチェックしましょう。
ストラップの幅
エレキギターは重いものが多いので、肩に優しいストラップを選びましょう。幅が広いストラップは負荷が分散するので、負担を和らげてくれます。
見た目は細いストラップのほうが良く見えますが、肩に食い込むものは極力避けましょう。
ストラップの長さ
初めは自分に合う長さが分からないので、調整範囲は広いものを選択しましょう。微調整可能なアジャスター付きならば、適切な長さにも合わせやすい。
ストラップロックを取り付けよう
ストラップは取り付けるだけで使えますが、このままだと演奏中に外れる恐れがあります。大切なギターを守るためにも、ストラップロックは必ず付けるようにしましょう。
ストラップロックには、ストラップラバーとロックピンがあります。どちらにも利点欠点があるので、自分に合うほうを使おう。
ストラップラバー
ストラップの上から被せて固定するタイプ。ストラップラバーには、ゴム製とプラスチック製があり、ゴム製のほうが耐久性に優れています。
このように簡単に取り付けられるので、1セット持っておくと良いでしょう。
・ギターストラップを取り付けてみよう
ロックピン
ピンごと交換するタイプ。ロックピンは少々割高ですが、ストラップラバー以上の耐久性を誇り、ストラップの着脱も簡単にしてくれます。
しかし、ギターメーカーと各社ロックピンでは、使用しているネジに違いがあるため、ネジ山を刻み直さなければいけないという欠点もあります。
・ロックピンを取り付けてみた
おすすめのギターストラップ
多くのギタリストが愛用する超定番のギターストラップ。価格の割にはしっかりとした作りで、長さ調節も容易に行えます。
ナイロン製であるため、多少滑りやすいという欠点もありますが、コストパフォーマンスに優れたストラップになっています。
特徴的なデザインが印象に残るフェンダー社のギターストラップ。こちらも定番商品の1つで、多くのギタリストに愛用されています。
布製ですが、滑り止め加工されており、程よい柔らかさが肩への負担を和らげてくれます。
まとめ
今回はギターストラップの選びかたについて説明しました。ストラップはデザインだけで選びがちですが、立奏しやすさにも影響を与えるアイテムです。
自分に合わないストラップは、肩こりや上達にも支障をきたします。ストラップ選びの際は、幅と長さは、気に掛けるようにしましょう。