センド／インサートを使ってみよう！_BandLab

※当サイトには、アフィリエイト広告などPRを含むリンクが掲載されています。

エフェクトのかけ方には「インサート」と「センドリターン」という2つの接続方式が存在します。どちらも音にエフェクトを加えるものですが、その使い方には大きな違いがあります。

そこでこの記事では、インサートとセンドリターンの違いを解説し、BandLabでの設定方法も画像付きで分かりやすく紹介します。

この記事を読めば、それぞれの違いや使い方が分かるようになるので、エフェクトの接続方法を身につけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

インサートとセンドリターン

ここでは、インサートとセンドリターンの違いを見ていきましょう。

インサート

インサートはトラックにエフェクトを直接かける接続方法です。原音はそのままエフェクトを通過し、加工された音だけが最終的に出力されます。

この方法では、エフェクトが特定のトラックだけに適用されるため、ボーカルにイコライザーをかけたり、ギターにディストーションを加えたりする際によく使われます。

センドリターン

センドリターンはエフェクトを別のチャンネルに分けて使う接続方法です。原音はそのまま出力され、あとからエフェクト音が加わります。

この方法では、ひとつのエフェクトを複数のトラックで共有できるため、曲全体にリバーブをかけたいときや、複数の楽器に同じディレイを加えたいときによく使われます。

インサートでエフェクトを接続しよう！

ここでは、ベースのトラックにイコライザーをインサート接続する方法を説明します。

1．まずはベース音源を準備します。画面上部の「挿入」メニューから「プラグインシンセ」を選びましょう。

2．表示された一覧から「Bass」を選択し、「SI-Bass Guitar」をクリックします。

3．ベース音源が読み込まれたインストゥルメントトラックが作成されました。

4．コンソールビューを表示します。画面上部の「表示」メニューから「コンソールビュー」を選びましょう。

5．コンソールビューが表示されました。

6．ベースのトラックにイコライザーをインサートで接続します。FX欄にある「＋」ボタンをクリックし、プラグインエフェクトの一覧を表示させます。

7．「オーディオFXの挿入」からEQカテゴリーを開き、その中の「Sonitus Equalizer」を選択します。

8．ベースのトラックにイコライザーがインサート接続で挿入されました。

9．トラックには、画像のように複数のエフェクトをまとめて追加することもできます。

10．個別にエフェクトを無効にしたい場合は、エフェクト名の左にある電源ボタンをクリックします。

11．すべてのエフェクトをまとめて無効にする場合は、FX欄の上部にある電源ボタンを使用します。

センドリターンでエフェクトを接続しよう！

ここでは、ベースとドラムのトラックにリバーブをセンドリターン接続する方法を説明します。

1．まずはベース音源を準備します。画面上部の「挿入」メニューから「プラグインシンセ」を選びましょう。

2．表示された一覧から「Bass」を選択し、「SI-Bass Guitar」をクリックします。

3．ベース音源が読み込まれたインストゥルメントトラックが作成されました。

4．次にドラム音源を準備します。画面上部の「挿入」メニューから「プラグインシンセ」を選びましょう。

5．表示された一覧から「Drums」を選択し、「SI-Drum Kit」をクリックします。

6．ドラム音源が読み込まれたインストゥルメントトラックが作成されました。

7．最後にステレオバス（エフェクト用トラック）を作成します。画面上部の「挿入」メニューから「ステレオバス」を選びましょう。

8．ステレオバスが作成されました。

9．コンソールビューを表示します。画面上部の「表示」メニューから「コンソールビュー」を選びましょう。

10．コンソールビューが表示されました。

11．ステレオバスにリバーブをインサートで接続します。FX欄にある「＋」ボタンをクリックし、プラグインエフェクトの一覧を表示させます。

12．「オーディオFXの挿入」からリバーブカテゴリーを開き、その中の「Sonitus Reverb」を選択します。

13．ステレオバスにリバーブがインサート接続で挿入されました。

14．ベーストラックの音をセンドでステレオバスに送信します。Sends欄にある「＋」ボタンをクリックして、センド先の一覧を表示させましょう。

15．表示された一覧から「バスD」を選択します。

16．ベーストラックのセンド先としてステレオバスが設定されました。

17．ステレオバスに送る音量（センド量）は、Levelツマミで調整できます。

18．ドラムトラックの音をセンドでステレオバスに送信します。Sends欄にある「＋」ボタンをクリックして、センド先の一覧を表示させましょう。

19．表示された一覧から「バスD」を選択します。

20．ドラムトラックのセンド先としてステレオバスが設定されました。

21．これでベースとドラムトラックにリバーブがかかるようになりました。

まとめ

今回はインサートとセンドリターンの違いを解説し、BandLabでの設定方法も画像付きで分かりやすく紹介しました。

使い分けのポイントを押さえれば、エフェクトを自在に扱え、ミックスの仕上がりも向上します。まずは基本的なエフェクトから試して、違いを体感してみてください。

当サイトでは、BandLabに付属するプラグインエフェクトの使い方も詳しく解説しています。ミックスや音作りに役立つ情報を知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

＜　BandLabの使い方講座 TOP