Cubaseで学ぶ！ドラム打ち込みの基本テクニック

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ドラムの打ち込みでは、ドラムセットを構成するスネアやハイハットなど、各パーツの役割を理解し、配置やタイミングを意識することが重要です。

そこでこの記事では、Cubase付属のドラム音源「Groove Agent SE」を使って、ドラムの打ち込み方法をわかりやすく説明します。

ドラム打ち込みの基礎知識については、こちらの記事で解説しています。気になる方は、あわせてチェックしてみてください。

必ず知っておきたい！ドラム打ち込みの基礎知識

打ち込みで自然なドラムを再現するには、ドラムの基礎知識が必要です。基礎を理解しておくことで、間違ったドラムパターンを作るのを防げます。 そこでこの記事では、ドラムセットを構成する各...<a class="readmore" href="https://www.newdtm-rain.com/article/drums-programming-basics.html">続きを読む</a>

ドラムトラックを準備しよう！

まずは、打ち込みに必要なドラムトラックを7つ準備しましょう。今回はCubase付属のドラム音源「Groove Agent SE」を使って説明していきます。

1．画面右側のゾーンにある「VSTインストゥルメント」を選びます。

2．音源一覧から「Groove Agent SE」を選択し、中央にあるプロジェクトゾーンへドラッグ＆ドロップします。

3．ドラム音源「Groove Agent SE」が表示されたら、画面右側にあるフォルダーアイコンをクリックしましょう。

4．ドラムキット一覧が表示されたら、「Studio Kit SE」を選択して、ドラムキットを読み込みます。

5．「Studio Kit SE」のプリセット一覧が表示されたら、「Break Me Down」を選びましょう。

6．「Break Me Down」のプリセットが読み込まれ、ドラムセットの画面が表示されました。

7．これで1つ目のドラムトラックの準備が整いました。

8．残りのドラムトラックも作成します。先ほどと同じ手順で、6つのトラックを追加しましょう。

9．各トラックに名前を付けます。ここでは、ドラムのパーツ名をそのままトラック名にします。

10．これですべてのトラックに名前が付きました。

11．各トラックにパンを設定します。左下の「MixConsole」をクリックして、ミキサー画面を表示させましょう。

12．ミキサー画面が表示されました。

13．以下の設定例を参考にして、それぞれのトラックにパンを設定します。

14．これでドラム打ち込みの準備が整いました。

ドラムフレーズを作ろう！

それでは、4小節構成のドラムフレーズを作っていきましょう。

ドラムフレーズの打ち込み

1．まずは画面上部のツールバーから鉛筆ツールに切り替えます。

2．バスドラムの入力エリアを左クリックし、MIDIイベントを作成します。

3．MIDIイベントが作成されたら、以下の方法でイベントの長さを4小節分にしましょう。

4．MIDIイベントをクリックして、バスドラムのキーエディターを表示します。

5．バスドラムのキーエディターが表示されました。

6．今回はドラムの打ち込みなので、エディターを「ドラムエディター」に変更します。

7．キーエディターがドラムエディターに変更されました。

8．ドラムエディターにドラムマップを設定します。「ドラムマップなし」をクリックして、「GM Map」を選択しましょう。

9．バスドラムを打ち込みます。まずは1小節分のパターンを入力しましょう。

10．2～4小節目にも、同じドラムパターンを入力します。

11．これで、バスドラムの演奏パートが完成しました。

12．次はスネアを打ち込みます。スネアの入力エリアを左クリックし、4小節分のMIDIイベントを作成しましょう。

13．エディターをドラムエディターに変更し、ドラムマップを設定します。

14．スネアの打ち込み画面に、入力したバスドラムを表示します。「Shift」を押しながら、バスドラムのMIDIイベントを左クリックしましょう。

15．スネアを打ち込みます。まずは1小節分のパターンを入力しましょう。

16．2～4小節目にも、同じドラムパターンを入力します。

17．これで、スネアの演奏パートが完成しました。

18．次はハイハットを打ち込みます。ハイハットの入力エリアを左クリックし、4小節分のMIDIイベントを作成しましょう。

19．エディターをドラムエディターに変更し、ドラムマップを設定します。

20．ハイハットの打ち込み画面に、入力したバスドラムとスネアを表示します。「Shift」を押しながら、それぞれのMIDIイベントを左クリックしましょう。

21．ハイハットを打ち込みます。まずは1小節分のパターンを入力しましょう。

22．2～4小節目にも、同じドラムパターンを打ち込みます。

23．これで、ハイハットの演奏パートが完成しました。

24．次はクラッシュシンバルを打ち込みます。クラッシュシンバルの入力エリアを左クリックし、4小節分のMIDIイベントを作成しましょう。

25．エディターをドラムエディターに変更し、ドラムマップを設定します。

26．クラッシュシンバルの打ち込み画面に、入力済みのドラムを表示し、クラッシュシンバルを打ち込みます。

27．クラッシュシンバルと同時に鳴っているクローズ・ハイハットは不要なため、削除しておきましょう。

28．これで、クラッシュシンバルの演奏パートが完成しました。

29．最後に、4小節目のドラムパターンを変化させます。4小節目にあるノートはすべて削除しましょう。

30．バスドラムの打ち込み画面を表示し、4小節目にバスドラムを入力します。

31．スネアの打ち込み画面を表示し、4小節目にスネアを入力します。

32．ハイタムの打ち込み画面を表示し、4小節目にハイタムを入力します。

33．ロータムの打ち込み画面を表示し、4小節目にロータムを入力します。

34．最後に、フロアタムの打ち込み画面を表示し、4小節目にフロアタムを入力します。

35．これで、フィルインを加えた4小節構成のドラムフレーズが完成しました。

ベロシティを調整する

最後に、各ドラムパートのベロシティを調整して、演奏に強弱をつけましょう。設定値はあくまでも目安なので、使用している音源や好みに合わせて調整してみてください。

1．バスドラムのベロシティを調整します。基準値は「100」とし、2連打の2打目は少し弱めに「85」を設定しましょう。

2．スネアのベロシティを調整します。基準値は「100」とし、フィルイン部分の2打目は少し弱めに「85」を設定しましょう。

3．クローズ・ハイハットのベロシティを調整します。オープン・ハイハットとの関係を意識して、強弱を付けましょう。

4．オープン・ハイハットのベロシティを調整します。クローズ・ハイハットとの強弱パターンに合わせて、すべて「100」に設定しましょう。

5．クラッシュ・シンバルのベロシティを調整します。拍頭でアクセントを付けるため、ベロシティは「100」に設定しましょう。

6．ハイタムのベロシティを調整します。フィルイン部分の2打目は、少し弱めに「85」に設定しましょう。

7．ロータムのベロシティを調整します。フィルイン部分の2打目は、少し弱めに「85」に設定しましょう。

8．フロアタムのベロシティを調整します。フィルイン部分の2打目は、少し弱めに「85」に設定しましょう。

9．これでドラム全体のベロシティ調整が完了しました。

ほかのドラム音源を使ってみよう！

今回はCubase付属のドラム音源「Groove Agent SE」を使用しましたが、ほかのドラム音源を使うこともできます。

付属音源に物足りなさを感じた場合は、別のドラム音源を試してみるのもおすすめです。ここでは、無料で使えるドラム音源「MT Power Drum Kit 2」を紹介します。

ドラム音源「MT Power Drum Kit 2」を使ってみた

先ほど作成したドラムフレーズを「MT Power Drum Kit 2」で打ち込みました。ドラム音源を変えるだけでも、音色の印象が大きく変わることが分かります。

定位やベロシティの調整も重要ですが、音源選びも同じくらい大切なポイントです。

今回使用したドラム音源をCubaseに導入したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

無料ドラム音源「MT Power Drum Kit 2」をダウンロードしよう！

MT Power Drum Kit 2は無料で使えるドラム音源です。ロック向けのパワフルなドラムサウンドが特徴で、初心者でも扱いやすいのが魅力です。 MT Power Drum K...<a class="readmore" href="https://www.newdtm-rain.com/article/mt-power-drum-kit-2wodaunro-do.html">続きを読む</a>

まとめ

今回はCubase付属のドラム音源「Groove Agent SE」を使って、ドラムの打ち込み方法をわかりやすく説明しました。

ドラムの打ち込みを覚えると、曲に躍動感や厚みのあるリアルなドラムパターンを作れるようになります。本章を読み終えたら、少しずつパターンを増やして、表現の幅を広げていきましょう。

Cubaseの使い方講座では、ドラム以外にもさまざまな楽器の打ち込み方法を解説しています。ほかの楽器の打ち込みにも興味がある方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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