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【DTM】リアルに聴こえる!ピアノ打ち込みテク3選_BandLab


DTMでピアノの打ち込みを始めてみたものの・・

「なんか機械的な演奏に聴こえて、リアルさが無い」

「そもそもピアノの打ち込み方が分からない」

 

といったかたも多いのではないでしょうか?

 

ピアノの打ち込みは何の考えもなしに行なうと、機械的な演奏になってしまい、リアルさが出せません。人が演奏しているような音に近づけるためにはいくつかのコツが存在します。

 

そこで今回は打ち込んだピアノをリアルにする3つのテクニックをご紹介します。

本章を読めば、ピアノ打ち込みのコツが分かるようになるはずなので、ぜひ最後までご覧ください。それでは一緒に見ていきましょう。

 

ピアノ譜の読み方が分からないかたは、こちらの記事も合わせてご覧ください。

 

 

 

 

ピアノの打ち込みをリアルにする3つのテクニック

ピアノの打ち込みをリアルにするテクニックは3つあります。

1.ベロシティを調整する
2.サスティン(#64)を使用する
3.和音のタイミングをズラす

 

1.ベロシティを調整する

ピアノの打ち込みに人間味を持たせるには、ベロシティを調整し、音色に強弱を付ける必要があります。強弱が付いていない音色は人間味が無く、機械的な演奏に聴こえてしまいます。

特にマウスを使用して打ち込んだ場合、ベロシティがすべて同じ値になってしまうので、かならず設定を行うようにしてください。

 

それでは、ベロシティを調整すると音色がどのように変化するか聴いてみましょう。

ピアノの打ち込み(強弱無し)

ベロシティをすべて「100」に設定し、強弱を付けなかったピアノの打ち込みです。音の大きさがすべて「100」になっているので、人間味のない機械的な演奏に聴こえます。

また、音量が一定であるため、拍の頭が分からず、拍子を感じることもできません。

 

ピアノの打ち込み(強弱有り)

ベロシティを調整し、強弱を付けたピアノの打ち込みです。音に強弱を付けることで打ち込みっぽさが解消され、人間味のある演奏にグッと近づきました。

また、1拍目が「強」で拍の頭が分かるので、拍子を感じることもできます。

ベロシティ値はあくまでも目安です。使用する音源によって聴こえ方は異なりますし、人それぞれ設定する値も違うので、参考程度にしてください。

 

 

2.サスティン(#64)を使用する


ピアノにはダンパーペダル(サスティンペダル)というものが付いており、弾いた音を持続させる効果があります。このペダルを踏みながら演奏すると、ピアノらしい豊かな音が出せます。

サスティンペダルの効果をBandLabで使用するためには、下記のようにコントロールチェンジを表示させて、「Hold(CC#64)」を呼び出す必要があります。

 

それでは、サスティンを使うと音色がどのように変化するか聴いてみましょう。

ピアノの打ち込み(サスティン無し)

サスティンを設定していないピアノの打ち込みです。弾いた音が持続せず、音が重なり合っていかないため、ピアノらしい豊かな響きがまったく感じられません。

ピアノソロやアルペジオなど、ピアノらしい豊かな響きが必要な時はサスティンを使用して、ピアノらしさを出しましょう。

 

ピアノの打ち込み(サスティン有り)

サスティンを設定したピアノの打ち込みです。弾いた音がサスティン効果によって伸びているので、音が重なり合い、ピアノらしい豊かな響きが生まれています。

ピアノの演奏はコードが変わるタイミングでペダルを踏みかえるので、下の図のようにコードが変わるタイミングで値を「0」にし、次の音を弾いた後に値を「127」に戻しましょう。

Holdの設定値は0と127を使おう!

Holdの設定値は0~63がサスティンOFF、64~127がサスティンONになっています。しかし、音源によっては正しく認識されない可能性があるので、設定値は「0」と「127」を使うようにしましょう。

サステインON:設定値「64~127」
サステインOFF:設定値「0~63」

 

3.和音のタイミングをズラす

和音は同じタイミングで打ち込みしがちですが、あえてタイミングをズラして、人間味を持たせるというテクニックがあります。

実際にリアルタイム入力でCコードを打ち込んでみてください。3音とも同時に打ち込んだつもりでも、下の図のように若干タイミングがズレると思います。

 

細かいようですが、ピアノの打ち込みでもこのズレを表現して人間味を持たせます。それでは、和音のタイミングをズラすと音色がどのように変化するか聴いてみましょう。

ピアノの打ち込み(ズレ無し)

和音のタイミングがズレていないピアノの打ち込みです。すべての和音が同じタイミングで鳴っているため、打ち込みっぽさが感じられます。

やはり、同時に鳴る音は若干タイミングをズラして打ち込みたいものです。

 

ピアノの打ち込み(ズレ有り)

和音のタイミングをズラしたピアノの打ち込みです。意図的にタイミングをズラしたことで、人間味のある演奏にグッと近づきました。

打ち込みのコツとしてはズラしすぎないことです。上の図のように若干タイミングをズラす程度にし、よく聴くとズレに気がつくぐらいがちょうど良いです。

 

 

まとめ

今回は打ち込んだピアノをリアルにする3つのテクニックを紹介しました。どのテクニックもひと手間必要ですが、このひと手間が人間味のある演奏に近づけてくれます。

はじめから3つのテクニックを使うのは大変だと思うので、1つずつ試していき、ピアノの打ち込みに人間味を持たせてみましょう。

 

Cakewalk by BandLabの使い方記事は随時追加予定です。使い方が分からないかたは以下の記事も参考にしてみてください。

 

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